ついこの間まで元気でした。

私が学校の長期休みで実家へ帰った時には、 いつものように尻尾を振りまくって愛想も振りまくって喜んでくれていました。

大学に入ってからはずっと触っていなかったので、 私もつい嬉しくなって、久し振りに追いかけっこをしました。

あのときはお散歩もたくさんしましたし、そのとき元気に走り回っていました。

まだ12歳。

まだまだこれからも私たちに思い出をくれると思っていたのですが、 それでも愛犬は旅立ってしまいました。

原因は持病の悪化だそうです。

私が学校へ戻った直後、急激に悪化してしまったようでした。

もしかしたら、本当は辛かったのに、私を待ってくれていたのかもしれません。

こう考えてしまうのは、飼い主だった私の勝手な思い込みだというのは分かっています。

それでもあの愛くるしい笑顔、柔らかな尻尾、 辛いや悲しいときに寄り添ってくれた重量。

全てを思い出す度に、 あの子の優しさを思い出す度に、 私はあの子にどれだけのことをしてあげられたのだろうと辛くなってしまいます。